フェラーラ（2018年生、母シスターエレキング）

フェラーラ（2018年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリア北部のルネッサンス期の文化、芸術の中心都市の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時9歳）と交配したシスターエレキングが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月28日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月20日、中3週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

6月26日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のテーオールソーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4歳（2022年）

1月8日、中5週で迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月13日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月10日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2022年11月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

2月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したイナズマテーラーに半馬身届かず2着となった。

11月1日、約9か月の休養明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた16戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、デージー賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた17戦目は、オッズパークウインターカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。