イエスオアノー（2003年生、母コガネセンガン）

イエスオアノー（2003年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「『はい』か『いいえ』か」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したコガネセンガンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地20戦3勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月15日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた2戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフローラルジュノーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に敗れた。

12月17日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のランバイルビーをハナ差振り切って勝利をモノにする

2月3日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

3月10日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のビーチフェスタをハナ差振り切って3勝目を手にした。

6月7日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。