キャッチングタイム（2003年生、母キヤツチングクイン）

キャッチングタイム（2003年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋時」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンプレイス（当時8歳）と交配したキヤツチングクインが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は福島県、生産者は（有）篠木牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C2。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月4日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は402kg。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

7月17日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミケンパシオンに交わされて9馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメグリアイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、連闘で迎えた5戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキュートスマイルに6馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガッサンアポロに3/4馬身交わされて2着となった。

11月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモオキシジェンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。