ヴィシュトリア（2013年生、母シャルフミニョンヌ）

ヴィシュトリア（2013年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヴィクトリア（地名）と新潟の美酒を掛けた言葉」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時11歳）と交配したシャルフミニョンヌが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、棚網るみ子によって432万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月18日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3歳（2016年）

2月21日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず18着に終わった。

6月4日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

7月31日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月7日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ビービージンガに交わされて1馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクラウンラーテルを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、JAむかわ笑顔賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、らーめん喜一郎賞（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4歳（2017年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンオクサーに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた15戦目は、「AIRDO Biz」賞（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアースヴィヴィアナに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、新冠町ふるさと納税特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、三石蓬莱山公園賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた24戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、セイブアスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。