ダンツファルコン（2003年生、母グレイミスチーフ）

ダンツファルコン（2003年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋隼」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したグレイミスチーフが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、柏木一則から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって546万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったタイセイアトムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルダイノウカイを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

10月2日、連闘で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

3歳（2006年）

3月26日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた5戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた7戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、荒川特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦の小江戸特別（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた13戦目は、勤労感謝特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は細川勉騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた14戦目は、一般B3二（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月17日、中3週で迎えた15戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、埼玉セルプ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。