バナマンテソーロ（2021年生、母パールプリンセス）

バナマンテソーロ（2021年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時20歳）と交配したパールプリンセスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はリョーケンファーム株式会社。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月16日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したピュアキアンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた3戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレーヴドレフォンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中5週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月18日、中2週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラスの山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。