アンナヴァン（2001年生、母フサイチミニヨン）

アンナヴァン（2001年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「前方へ（バレエ用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したフサイチミニヨンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月12日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のギンガに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

3歳（2004年）

1月24日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4月17日、中7週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月29日、中5週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

6月27日、中3週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

9月26日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

11月14日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた14戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

4月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小島太一騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小島太一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月11日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小島太一騎手（6戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2006年）

1月28日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島太一騎手（7戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

4月9日、中9週で迎えた22戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。