スターフライト（1997年生、母ムーンライトミラクル）

スターフライト（1997年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したムーンライトミラクルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は伊藤牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着5回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月8日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマキシムオリーブに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月5日、中0週で迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、トロピカルレディーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月16日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2001年）

6月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインエストレラに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったロングオリジンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったシャドウランサーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた18戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2002年）

2月3日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カオリハイパーにハナ差交わされて2着となった。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトップクルーズを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月9日、中2週で迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は金子光希騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したサパテアードを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月31日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の水上特別（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は金子光希騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の内房特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。