リボンアート（2001年生、母スカーレットリボン）

リボンアート（2001年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「リボンを使った手芸」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したスカーレットリボンが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地30戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の朱雀ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,400万円（85万×40口）で一口馬主が募集された。

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月31日、デビュー戦はR.ヒューズ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルイケイケを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のワンダーリンドに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2005年）

1月15日、約8か月半の休み明けで迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったスターイレブンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズアタックに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシーキングマイラブを半馬身振り切って制した。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファストアズライトをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

8月28日、中1週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

12月25日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

2月19日、中1週で迎えた21戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンボリエスケープに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月16日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルカジークをクビ差振り切って雨中の大激戦を制した。

8月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた26戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた27戦目は、G2のセントウルステークス（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた29戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず最後はエムエスワールドと並んで11着同着となった。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。