ピンクカメハメハ（2018年生、母タバサトウショウ）

ピンクカメハメハ（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「桃色+父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したタバサトウショウが26歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、畠山牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゾディアックサインに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの秋明菊賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスポーツ報知杯中京2歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3歳（2021年）

2月20日、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のCowanに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月27日、3歳G2のUAEダービー（アラブ首長国連邦・メイダンダート1900m）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年6月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。