ボンクラージュ（2019年生、母レアファインド）

ボンクラージュ（2019年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「良い勇気(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時6歳）と交配したレアファインドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦1勝。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、落合幸弘によって2,123万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月1日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマリネロに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3歳（2022年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた5戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

6月11日、中9週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のテセウスに半馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月15日、中5週で迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月3日、中6週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4歳（2023年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦2勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた15戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

2023年10月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。