フサイチルーラー（1991年生、母アンテイツクヴアリユー）

フサイチルーラー（1991年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヤツジアンジエルーチ（当時8歳）と交配したアンテイツクヴアリユーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦3勝。主な勝ち鞍は1995年の小野特別(900万下)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

2月27日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月18日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテルノグランデに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の本栖湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のノーステイオーに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月25日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の小野特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で河北通騎手（11戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のウインドマラドーナを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月8日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のジュライステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で河北通騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月17日、中9週で迎えた15戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（13戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。