クインクレン（1986年生、母トーヨーエリザベス）

Queen Crane

1986.04.28

クインクレン（1986年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時12歳）と交配したトーヨーエリザベスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コバ牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

2月4日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメジロミラマーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた4戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアキシュウホー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

5月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。