ネヴァーソング（1988年生、母ファニーバード）

ネヴァーソング（1988年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時16歳）と交配したファニーバードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、地方19戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったヤマニンゼファーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタクノボーイに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアフェクショネットに半馬身届かず2着となった。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4歳（1992年）

5月3日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5歳（1993年）

7月1日、約13か月半の休養明けで迎えた13戦目は、大政君次騎手を鞍上に迎えて、由仁特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、丸井今井特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大政君次騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた15戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、襟裳岬特別（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた16戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、支笏湖特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月21日、中0週で迎えた17戦目は、屈斜路湖特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、一般B C（帯広ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月11日、中0週で迎えた19戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、糠平湖特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1994年）

4月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、奈井江特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木一夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトグランプリから2馬身差の2着となった。

8月24日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、ビアンカ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木一夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた22戦目は、カノープス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木一夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた23戦目は、阿寒湖特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木一夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

7歳（1995年）

4月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D（岩見沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた25戦目は、一般D（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた26戦目は、比布特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般D（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサザンベルノから3馬身差の2着となった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、プロテウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般D（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイトップガールから5馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた30戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、マーズ特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般D（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で星野純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。