リネンアイアン（2011年生、母エミリー）

リネンアイアン（2011年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ゴルフクラブの種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディミツオー（当時10歳）と交配したエミリーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2-20。

経歴

デビュー前

2歳のとき、佐藤信広から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、戸山光男によって430.5万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月20日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月15日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったイエスオッケーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったコウユーユメノハナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコウギョウボーラーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、チャレンジシリーズ第36戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマンディスキュアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、オモテナシに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、セントポーリア賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、アマクサタカラジマに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、約8か月の休み明けで迎えた11戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のハナズフィフティに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2016年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンゴーイングに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

1月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。