エリートシチー（1985年生、母コンパルシチー）

エリートシチー（1985年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモンテプリンス（当時8歳）と交配したコンパルシチーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

見上恒芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月12日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3歳（1988年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

2月29日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

7月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミリオンメッシナに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた15戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアトミックレーサーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4歳（1989年）

4月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、平床良博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた21戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、アルタイル（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上B2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は平床良博騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた23戦目は、室井眞文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。