ファビラスタイム（2009年生、母ファビラスラフイン）

ファビラスタイム（2009年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋時間」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したファビラスラフインが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、桜井牧場によって2,160万円で落札された。

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

5月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したケープジャスミンに3/4馬身届かず2着となった。

6月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月21日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のマイヤ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったゾクゾクを3/4馬身捉え切れず2着となった。

10月4日、中3週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスカイノライアンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のダイワブルームに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。