ゲンチョウ（2000年生、母ドウスクテンマ）

ゲンチョウ（2000年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「玄鳥（藤沢周平の小説より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリスタグローリ（当時12歳）と交配したドウスクテンマが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦1勝2着3回。2002年のサマーチャレンジVで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月10日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーエスターンシーから2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ12歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のラリーウィナーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのブラックホーク賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのアドマイヤベガ賞（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（6戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、吉田賢司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサマーチャレンジV（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月21日、中2週で迎えた10戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた12戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（2003年）

4月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったムサシテーストに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月12日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦の乙女ゆり特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のマーガレット特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた19戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ベルモントジョニーに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた22戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳戦の秋駒特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた26戦目は、3歳戦の駒草特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑島孝春騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた27戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅葉特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、3歳戦の駒競特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（11戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定3歳戦の葉牡丹特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（12戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた30戦目は、3歳戦の駒牽特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（13戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4歳（2004年）

1月26日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（14戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（15戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた33戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。