ダンツセーフティー（1997年生、母ダイナワンダー）

Dantsu Safety

1997.03.19

ダンツセーフティー（1997年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時18歳）と交配したダイナワンダーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川仁から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、山元哲二によって630万円で落札された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

9月18日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマターラミツルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2000年）

6月18日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

7月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイティムゼカを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。