ヌーヴェルモード（2013年生、母タイフウジョオー）

ヌーヴェルモード（2013年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「新しい風（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したタイフウジョオーが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水上習孝。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水上牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブラッドストーンフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月20日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサンライズサーカスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったヨウエンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテラノココロを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2017年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、なずな賞（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオメガレイノワール決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は山田雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月30日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた15戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のエミーリオをアタマ差振り切って制した。

11月8日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5歳（2018年）

12月30日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6歳（2019年）

1月17日、中2週で迎えた21戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた23戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったミスターロンリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。