スリースパート（2012年生、母スズカジュエリー）

スリースパート（2012年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋全速力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時10歳）と交配したスズカジュエリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の一般C14。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月29日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7月26日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2016年）

1月18日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスリーアンゼラを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のスズカノーチラスをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ニリンソウ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、達也と美香の結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったホワイトソックスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーホウアスティに1馬身半の差をつけて制した。

6月27日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。