チェイスザウィンド（2021年生、母クリスプウインド）

チェイスザウィンド（2021年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風を追いかけて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時11歳）と交配したクリスプウインドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大栄牧場。2024年のブルームカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月17日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた3戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガーニュに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のノベンバーフューチャー戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の頑張れちいの夢馬券（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったロイヤルストレートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月20日、連闘で迎えた7戦目は、2歳（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2024年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の七福神特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のコハクチョウ特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェブラリードリーム戦（名古屋ダート1500m 雨/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったオリオンハートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメジロ特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のハヤブサ特別（名古屋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のマーチドリーム戦（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の若緑特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィルソンウェイを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月26日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦のつつじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラダリルに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の若鮎特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンコーネリアに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月29日、中2週で迎えた17戦目は、3歳オープンの東海優駿（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳オープンのぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（10戦4勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた19戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、キャッシュブリッツに交わされて2馬身差の2着となった。

9月5日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、ステンノー賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キャップにクビ差交わされて2着に惜敗した。

デビュー前

鈴木義久厩舎（川崎）へ入厩。

10月11日、デビュー戦は新原周馬騎手を鞍上に据えて、レグルス賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。13頭立ての11番ゲートからスタート。出走取消となった。