ニューツーリズム（2016年生、母インディストラーダ）

ニューツーリズム（2016年5月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「従来の旅行とは異なる、新しい観光の形態」。毛色は青鹿毛。種牡馬のドリームジャーニー（当時12歳）と交配したインディストラーダが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2023年の新潟ジャンプステークス(JG3)で2着に入った他、2022年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

10月6日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、中9週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、最後はオウケンランボーと並んで4着同着となった。

2月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミッキーポテトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月18日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月15日、中3週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4歳（2020年）

2月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月30日、中9週で迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

8月8日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

5歳（2021年）

5月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた20戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワーウルフをアタマ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2022年）

1月8日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月19日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野寺祐太騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小野寺祐太騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野寺祐太騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のペガーズに3馬身半の差をつけて3勝目を収める

7月30日、中9週で迎えた27戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったバイオレントブローから1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7歳（2023年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた31戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクセッションから半馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中9週で迎えた33戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクセッションからクビ差の2着に惜敗した。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

12月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8歳（2024年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は伴啓太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月30日、中4週で迎えた37戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月18日、中6週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月27日、中9週で迎えた39戦目は、新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた40戦目は、小倉サマージャンプ（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伴啓太騎手（7戦0勝）。5頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったロスコフから5馬身差の2着となった。