レッドレオン（2015年生、母レッドエルザ）

レッドレオン（2015年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋百獣の王ライオン（西）。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したレッドエルザが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の日経新春杯(ハンデG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額7,000万円（17.5万×400口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月8日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のボナヴィーゴをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

11月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のプレシャスブルーをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2019年）

3月23日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上1000万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスリバティを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

4月29日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサトノケンシロウを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を物にした。

5歳（2020年）

1月19日、中8週で迎えた8戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったモズベッロにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月28日、中9週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2020年7月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。