セフティークィーン（1989年生、母キャンプローズ）

セフティークィーン（1989年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時10歳）と交配したキャンプローズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地16戦2勝、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月15日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3歳（1992年）

4月5日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

8月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルアタックに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆仁騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るプラチナシチーを自慢の末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆仁騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆仁騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菊沢隆仁騎手（9戦2勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6月8日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヒロミツから1馬身差の2着となった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、今治宏信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今治宏信騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。