ランノホシ（2001年生、母スガタシン）

ランノホシ（2001年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラン（走る）の星」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したスガタシンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション静内研究牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦3勝2着2回。2003年のコスモス賞(オープン)で3着に入った他、2003年の平和賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北大研究牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、原寛徳によって525万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

6月17日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリスティアエーデルに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのクロフネ賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックシープから1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

10月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャトルフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月17日、中4週で迎えた6戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3歳（2004年）

5月12日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた9戦目は、夏野賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケージータイガーに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

8月4日、中4週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

4歳（2005年）

9月2日、約13か月の休み明けで迎えた11戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた12戦目は、ながつき賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた13戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2006年）

4月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた14戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、久住山特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマノブリザードを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、祖母山特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた16戦目は、黒髪山特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月16日、中2週で迎えた17戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

6歳（2007年）

6月19日、約11か月半の休み明けで迎えた18戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。