カシノレッヒエルン（2021年生、母エガオヨシ）

カシノレッヒエルン（2021年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+笑顔(独)、母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーグローリー（当時8歳）と交配したエガオヨシが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。主な勝ち鞍は2024年のKYUSHU DREAM賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって550万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月1日、デビュー戦は小林美駒騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2024年）

2月12日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた4戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた5戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月14日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月24日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトトリムクに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月26日、中4週で迎えた9戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のカイマナエレエレに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のムーンスターに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。