カルツァクライン（2021年生、母ポリネイター）

カルツァクライン（2021年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「多次元の時空を仮定する理論。次元を超越する活躍を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時10歳）と交配したポリネイターが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー東京(新馬)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって3,190万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタルタロスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

5月25日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2025年）

3月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。