スリーファイト（1994年生、母フアイテングテスコ）

スリーファイト（1994年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時9歳）と交配したフアイテングテスコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。1997年の青葉賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月7日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のレガシーグリーンに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1997年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したトニーザグレートにハナ差届かず2着となった。

5月3日、中7週で迎えた7戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。