エブアンドフロウ（2020年生、母タッチⅡ）

エブアンドフロウ（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「潮の干満」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したタッチⅡが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2023年の裕貴・美智代結婚8周年記念(一般C24)。

経歴

デビュー前

鈴木慎太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月25日、中9週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月28日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた5戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた7戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー26（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー33（名古屋ダート920m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、りなおきダービー（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったアンジェリアに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、祝・的場文男騎手本日デビュー50周年記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川智史騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、裕貴・美智代結婚8周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセセラギに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサーキュレイトを3/4馬身振り切って制した。

4歳（2024年）

1月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川智史騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川智史騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で細川智史騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

2月29日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川智史騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、がんばれ!愛知・岐阜・三重の酪農応援賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で細川智史騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で細川智史騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で細川智史騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。