ナリノペッパー（2018年生、母ホワイトペッパー）

ナリノペッパー（2018年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+コショウ。ピリッとした馬になるように」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時21歳）と交配したホワイトペッパーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月27日、中1週で迎えた3戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリティインピンクに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月6日、中9週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2021年）

3月6日、中9週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月18日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

4歳（2022年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた14戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた15戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた17戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

8月19日、中8週で迎えた18戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般B3六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。