スマートアンバー（2020年生、母スマートサクソン）

スマートアンバー（2020年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+琥珀。強運を願って」。毛色は芦毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したスマートサクソンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2023年）

3月25日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカナウをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

8月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

12月2日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシンエンに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイリュウホマレをクビ差振り切って優勝

4歳（2024年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたアルムブラーヴ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月5日、中7週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムキングカメハメハカップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。