ナリタニコル（1998年生、母ルビータイガー）

ナリタニコル（1998年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時7歳）と交配したルビータイガーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方16戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の屯田特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

12月16日、デビュー戦は藤井正輝騎手を鞍上に据えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

4歳（2002年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D2-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のクエスチョンタイムをアタマ差制して初白星を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のベリーグッドリックに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

6月1日、中4週で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、伸びてきたタカノプリンシパル決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月30日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

5歳（2003年）

4月16日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、日高獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた14戦目は、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタプリマに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（3戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、屯田特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマキハタダンサーに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、白石特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、江別特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月5日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ミラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（7戦4勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、アルクトゥルス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（8戦4勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、がんばれホッカイドウ競馬特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた22戦目は、「ガンバ!日高」特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、シャクシャイン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、門別町建設協会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2004年）

4月21日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、マイネルラヴ賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルブイサインから6馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、カルビーポテト特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズパビエーダから3/4馬身差の2着となった。