ネーラペルレ（2011年生、母ポンテペルレ）

ネーラペルレ（2011年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黒真珠（伊）。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したポンテペルレが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

7歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ワンステップによって572.4万円で落札された。

グリーンファーム愛馬会にて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月1日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月14日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月2日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のカガフレグランスに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月26日、中8週で迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

12月21日、中7週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

4歳（2015年）

3月21日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。16着に終わった。