ブラックシュガー（2012年生、母キシュウソウシュウ）

ブラックシュガー（2012年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時11歳）と交配したキシュウソウシュウが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、地方13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大狩部牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2014年）

10月21日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったマッハステムに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月27日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた3戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月7日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたユウユウムサシ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のエヌティボタンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月8日、中8週で迎えた10戦目は、食の宝庫ちば千産千消賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦の木の実賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月16日、連闘で迎えた13戦目は、秋本和男さん定年退職おめでとう鳥山記念（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。