ペガサスフラッシュ（2008年生、母アミリス）

ペガサスフラッシュ（2008年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋閃光」。毛色は栗毛。種牡馬のサンライズペガサス（当時10歳）と交配したアミリスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月26日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグレープブランデーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3歳（2011年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月30日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のクラシカルノヴァを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

11月26日、中6週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の田川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

4歳（2012年）

4月28日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

8月11日、中7週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のフィリピントロフィー（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツクバコガネオーに交わされて2馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、メイショウコンカーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ワンダーコロアールに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5歳（2013年）

3月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

6月22日、中9週で迎えた20戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた23戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた24戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2014年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月13日、中6週で迎えた27戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。