エイシンターリエン（2001年生、母エイシンミシガン）

エイシンターリエン（2001年3月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋中国都市名、大連（中）」。毛色は栗毛。種牡馬のRahy（当時16歳）と交配したエイシンミシガンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般B3。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3歳（2004年）

4月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦の牡丹賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

7月31日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた7戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイタクバンクスから半馬身差の2着となった。

10月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアサンタムールから7馬身差の2着に敗北した。

10月16日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフォージドシャーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンペティアンから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジェイケイエリシオをクビ差制して優勝

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月25日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2005年）

1月2日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のレオサンキューに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアユートゥーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンペティアンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って5勝目を手中に収めた。

6月6日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。