ミナミノブレーヴ（1993年生、母ダイナメロデイ）

ミナミノブレーヴ（1993年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時10歳）と交配したダイナメロデイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、中央平地11戦2勝、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマチカネユーフォーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3歳（1996年）

6月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月29日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のサンエイサングラスに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4歳（1997年）

3月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた9戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

3月29日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月20日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメルモアンジェリカに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

7月27日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた14戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキヌガササミットに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月20日、中5週で迎えた15戦目は、白菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤノヒーローから8馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、中山七里特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニスプリンターからアタマ差の2着に甘んじた。

12月17日、中5週で迎えた17戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、畜産フェアー特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったモマンシュプレームからハナ差の2着に惜敗した。

5歳（1998年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、元旦特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のトップグリッターをアタマ差制して勝利を手に入れた。

3月13日、中3週で迎えた21戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、名古屋タイムズ杯（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。