スノーフェアリー（2007年生、母ウッドランドドリーム）

スノーフェアリー（2007年2月12日）は、アイルランドで生まれた競走馬、繁殖牝馬。2010年にカルティエ賞最優秀3歳牝馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のIntikhab（当時13歳）と交配したウッドランドドリームが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦2勝、海外19戦6勝。2012年のアイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1)に勝利した他、2010年の香港カップ(香・G1)を制するなど、G1級競走5勝を挙げた。

経歴

2歳（2009年）

6月23日、D.オドノヒュー騎手を鞍上に据えて、13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月8日、9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のBaby Dottieに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月1日、18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったShe's Okからアタマ差の2着に甘んじた。

8月8日、牝馬限定2歳G3のスウィートソレラステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝1408m）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、E.アハーン騎手を鞍上に迎えて、8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月24日、P.スマレン騎手を鞍上に迎えて、14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3歳（2010年）

5月19日、鞍上はE.アハーン騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のPipetteに3馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

6月4日、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。最後は、2着のMeeznahをクビ差制してG1初挑戦初制覇を達成した。

7月18日、牝馬限定3歳G1のアイリッシュオークス（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。鞍上は2戦連続でR.ムーア騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のMiss Jean Brodieに8馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルをゲットした。

8月19日、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヨークシャーオークス（イギリス・ヨーク芝2385m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったMiddayから3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、3歳G1のセントレジャーステークス（イギリス・ドンカスター芝2922m）に出走。鞍上はE.アハーン騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月14日、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（2戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウベルーガに4馬身の差をつけて中距離女王の座を獲得した。

12月12日、G1の香港カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。鞍上は2戦連続でR.ムーア騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のIrianをクビ差制して4つ目のG1タイトルをつかんだ。

4歳（2011年）

7月2日、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、G1のコーラルエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月30日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のナッソーステークス（イギリス・グッドウッド芝1991m）に出走。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったMiddayから2馬身差の2着に敗れた。

9月3日、G1のアイリッシュチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったSo You Thinkから半馬身差の2着に敗れた。

10月2日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続でL.デットーリ騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

10月15日、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G1のチャンピオンステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月13日、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（4戦4勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアヴェンチュラをクビ差振り切って5つ目のG1タイトルをつかんだ。

5歳（2012年）

8月19日、牝馬限定G1のジャンロマネ賞（フランス・ドーヴィル芝2000m）に出走。鞍上は2戦連続でR.ムーア騎手（5戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のIzzi Topに3/4馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

9月8日、G1のアイリッシュチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のNathanielに1馬身1/4の差をつけて6つ目のG1タイトルを手中に収めた。