カネトシマックス（2017年生、母グレートビーム）

カネトシマックス（2017年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィットリオドーロ（当時8歳）と交配したグレートビームが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2019年の川崎若駒オープンで2着に入った他、2020年の招福オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兼松昌男によって432万円で落札された。

佐々木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

5月17日、デビュー戦は桜井光輔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォルチュンヌに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月2日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦のフロントランナー賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた3戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のブランニューヒーロー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

9月23日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のトーシンブリザード・メモリアル（平和賞T（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた6戦目は、2歳S3の平和賞（全日本優オープン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたイッキカセイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月19日、中3週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの招福オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のジョイホース浜松開設7周年記念（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（8戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月16日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

12月16日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、開設10周年記念ジョイホース横浜賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のエリープラネットに1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

4歳（2021年）

1月4日、中2週で迎えた14戦目は、末広がり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

1月25日、中2週で迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、氷瀑特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、大和撫子特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、三咲特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた18戦目は、若草特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた19戦目は、しゃち特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、開成ブルー賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた21戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

7月9日、中3週で迎えた22戦目は、大磯港賑わい交流施設オープン記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた23戦目は、三浦で「自然」と「食」を満喫!特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で増田充宏騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた24戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、法師蝉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。