モズエエヤン（2013年生、母グランプリシリウス）

モズエエヤン（2013年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋いいね（関西弁）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時16歳）と交配したグランプリシリウスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は目黒牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年のかさぶらんか賞(C1)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

4月9日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた3戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムツミサムソンに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、マスカット賞（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のハヤブサタイザンに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の神鍋山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したミッレミリアにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月3日、中2週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、かさぶらんか賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジンロックカフェをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。