ウォータージャズ（2007年生、母ウォーターポラリス）

ウォータージャズ（2007年4月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ジャズ」。毛色は芦毛。種牡馬のボストンハーバー（当時13歳）と交配したウォーターポラリスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、中央障害1戦0勝、地方39戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

7月10日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月3日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月12日、中9週で迎えた4戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

4歳（2011年）

5月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングスクワートに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月18日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガリオエンに約10馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

11月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクニサキシンシンを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

5歳（2012年）

3月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ポートワインに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平原透雄騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマウントカイドウに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平原透雄騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイートソワレに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平原透雄騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で平原透雄騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のサトノキャプテンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で平原透雄騎手（7戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、くらら賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で平原透雄騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で平原透雄騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた19戦目は、ひまわり賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で平原透雄騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月7日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（11戦5勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、たますだれ賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（12戦5勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（13戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6歳（2013年）

2月28日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平原透雄騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で平原透雄騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平原透雄騎手（16戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったイーグルフラップに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月3日、中3週で迎えた27戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒラボクゴールドに1馬身3/4の差をつけて7勝目を収める

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は平原透雄騎手（17戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（18戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリスドラーに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平原透雄騎手（20戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平原透雄騎手（21戦6勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平原透雄騎手（22戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウボクデンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月23日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で平原透雄騎手（23戦7勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で平原透雄騎手（24戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイケイカトレヤに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7歳（2014年）

1月30日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で平原透雄騎手（25戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月27日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で平原透雄騎手（26戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた38戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウキラボシに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5月8日、中7週で迎えた39戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラフィアーブルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月30日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた41戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（27戦8勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた42戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（28戦8勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた43戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。