オリエンテーリング（2003年生、母マルヒロダンサー）

オリエンテーリング（2003年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したマルヒロダンサーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若山淳一。戦績は、地方30戦3勝2着3回。2006年の菊水賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若山淳一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって1,155万円で落札された。

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2005年）

10月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガッサンベルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシティボス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチャンストウライを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

4月12日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクセスタッチに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の兵庫ダービートライアル（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアイランドイチを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

6月8日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2007年）

2月7日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上A3（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5歳（2008年）

3月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、サンテレビ賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松本剛志騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、ダイヤモンド特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、つつじ賞（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったリキアイテンリュウにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、ひめじ広峰特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

9月2日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、夢千代特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上A3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた25戦目は、市制50周年記念三田特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B1一（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、「近江しゃも」特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（2009年）

6月25日、約7か月の休養明けで迎えた29戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。