ラストムーン（2010年生、母サバナパディーダ）

ラストムーン（2010年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最後の月」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時7歳）と交配したサバナパディーダが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、地方37戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の東毛酪農63℃賞(一般C3七八)。

経歴

デビュー前

3歳のとき、ダーレー・ジャパンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

4歳（2014年）

2月3日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、4歳C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は463kg。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ピーエムチャロッコに交わされて1馬身差の2着となった。

3月10日、中4週で迎えた2戦目は、4歳C3（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、アエノブリザードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、4歳C3（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のクリノマッタホルンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月2日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3十三十四（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3十十一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラブポーションに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5歳（2015年）

1月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3十三十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた14戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で矢野貴之騎手（13戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で矢野貴之騎手（14戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた16戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で矢野貴之騎手（15戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で矢野貴之騎手（16戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3十十一（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で矢野貴之騎手（17戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で矢野貴之騎手（18戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ロイヤルマスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で矢野貴之騎手（19戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、レディーイモンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で矢野貴之騎手（20戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセンノイギダーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で矢野貴之騎手（21戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた23戦目は、東毛酪農63℃賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で矢野貴之騎手（22戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトキノロブロイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6歳（2016年）

1月12日、中5週で迎えた24戦目は、一般C3十十一（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は24戦連続で矢野貴之騎手（23戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で矢野貴之騎手（24戦4勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3十十一（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は26戦連続で矢野貴之騎手（25戦4勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は27戦連続で矢野貴之騎手（26戦4勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた28戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3十十一（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3七八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（27戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

7月26日、中3週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた32戦目は、ウミウ賞（川崎ダート900m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（28戦4勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月8日、中1週で迎えた33戦目は、船橋ケイバ満喫記念（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（29戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ハイパワーストームに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月7日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（30戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（31戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月4日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、はやぶさ賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（32戦4勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月5日、中8週で迎えた37戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（33戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。