ウインサンフラワー（2017年生、母サマーソング）

ウインサンフラワー（2017年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ヒマワリ」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時14歳）と交配したサマーソングが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月6日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったムーンショットにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、アドマイヤベネラに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアズマエピカリスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月27日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

10月18日、中2週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた13戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2021年）

3月14日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エールブラーヴに交わされて1馬身差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンマヒアに7馬身の差をつけて制した。