ローレルトリップ（2010年生、母ナイススマイルワン）

ローレルトリップ（2010年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋妄想・幻覚に陥ること。うるさい性格の例えより」。毛色は栗毛。種牡馬のサムライハート（当時8歳）と交配したナイススマイルワンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の風花特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月12日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

11月7日、中9週で迎えた3戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の長崎富士賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のロージーローズに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月22日、中3週で迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたナイトシアター決め手に屈してアタマ差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のロイヤルスペシャルに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月28日、中2週で迎えた10戦目は、風花特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のガスタンクに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月12日、中1週で迎えた11戦目は、陽炎特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、晩春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた14戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。