エキゾチックバニラ（2009年生、母マスカットワイン）

エキゾチックバニラ（2009年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「異国風のバニラ」。毛色は芦毛。種牡馬のソングオブウインド（当時6歳）と交配したマスカットワインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月23日、中3週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモティアラをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。