サントマズル（1999年生、母ワールドキャッチ）

サントマズル（1999年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時9歳）と交配したワールドキャッチが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は廿日岩寿美。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方6戦2勝2着2回。2001年のウィナーズチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、廿日岩寿美から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、廿日岩寿美から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場され、近嶋勇によって367.5万円で落札された。

安田寛厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

6月21日、デビュー戦は岡島玉一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月28日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡島玉一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月4日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラエガオから1馬身半差の2着となった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のラヴァリーラスターに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡島玉一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラチナテイオーから3/4馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチャランダに1馬身の差をつけて2勝目を収める

12月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったサードニックスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2002年）

2月10日、中7週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

4月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のジェットランに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月9日、中5週で迎えた13戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。