ジーニアス（2004年生、母ブルーハワイ）

ジーニアス（2004年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「天才」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したブルーハワイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったストラテジーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のデルマアンに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

3歳（2007年）

4月8日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4歳（2008年）

5月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入った。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。