ロッチラヴウインク（1995年生、母ロツチアイ）

ロッチラヴウインク（1995年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したロツチアイが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。1998年の桜花賞(牝G1)で4着に入った他、1998年のチューリップ賞(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月8日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のゲイリーキッスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたダンツシリウス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月12日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4歳（1999年）

1月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた5戦目は、5歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月11日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の千葉ステークス（中山芝1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた8戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

11月14日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。